【開戦1年】
大国、主権、長期化、核による恫喝…
両国に停戦を呼び掛けつつ、ロシアに攻撃型の自爆ドローンを供与している(しようとしている)中国。この戦争に中国という大きな不確定要素が加わってしまうのでしょうか。
昨日は開戦1周年ということもあり、各局こぞってウクライナ戦争を取り上げていました。ウクライナ戦争を解説するために報道番組などメディアへの露出する有識者はほぼ同じメンバー。
俺が普段視聴している番組には東大先端研の小泉悠氏、防衛研究所の兵頭氏、高橋杉雄氏、筑波大学の東野氏などが出演していました。開戦当初、メディアによく呼ばれていた笹川平和財団の安蒜氏、防衛研究所の山添氏、筑波学院大学の中村逸郎氏はどこの番組からもお声が掛からなかったようです(少なくとも俺の見ている番組には、という意味です)
山添氏は弁が立ちやしないが分析は的確なのでお声が掛からなかったのが意外ですが、他の2名に関しては然もありなんという印象。
有識者のブッキング方法は不明(まさか有識者を束ねる事務所があるとは思えない)ですが学閥で分かれているのが印象的。すなわち、慶應派の有識者と早稲田派の有識者に分類されています。
慶應派は素晴らしい面子。
慶應義塾大学の廣瀬教授、鶴岡准教授。筑波大学の東野教授。二松学舎大学の合六准教授など。廣瀬先生が1番の売れっ子。
廣瀬先生は俺の”直系”の先輩なので、もっとメディアに露出してほしいね。
一方の早稲田派も人材豊富です。
東大先端研の小泉悠氏、防衛研究所の高橋氏。笹川平和財団の安蒜氏。安全保障界の二大スター小泉悠氏と高橋氏がいるのは大きい。ちなみに安保関連の有識者ではありませんが、BSフジプライムニュースの反町キャスター、報道1930の松原キャスターも早稲田大学卒業。
開戦1周年の昨日は穏健な鷹派の小泉悠氏と兵頭氏は報道1930に出演、強硬的な鷹派の防衛研究所高橋氏と東野氏はプライムニュースに出演。番組の色が出てて興味深かった。
戦いを長期化させて消耗戦に持ち込み西側の支援疲れを起こさせ、ウクライナ全土を我が物にしようとするロシア。そうはさせじと西側は結束している…わけでもなくウクライナへの戦車供与のペースも上がらないようです。
東部ではロシアの大攻勢が始まった(始まりつつある)、ウクライナがこれに持ち堪えられなければ戦況が一気に動く可能性も。ロシアの支配領域が一気に増えてしまった時点で”孫悟空”がやってきても手遅れ。なぜ西側はもっと早く動けないのでしょうか。戦車も戦闘機もとっととウクライナに供与すべき。
諸悪の根源は潰せない→どこかの時点で停戦交渉が行われる。停戦交渉の内容、どちらが主導権を握るかは「戦況」が決める。ロシアは核を使えない。なのに西側は何を恐れているのでしょうか。
より早く、より大量の兵器の支援を。さもなくば、ウクライナの犠牲者が増えるだけです。