きゅ、急に??

【匂わせすら無し】

最終回で初登場の人物がラスボス(救世主)、興醒めする展開。

「お、お前誰だよ?」的展開…

が、ウクライナ戦争をめぐって起こりかけています。

今まで知らぬ存ぜぬを突き通していた我が国のお隣さんの超大国が突然この戦争の仲介役を買ってでようとしています。

彼の国は自分がやっている事はそっちのけにして世界から尊敬されたいと思っているそうです。

「中国、動きます」的お笑い展開。

表向き仲介役を務める風を出しながら裏ではロシアに攻撃ドローンを売ろうとしている。表向き平和を求める優しげなおじさんを演じて裏では武器を売りつける

👉すごいわ。見事な悪役ムーブ。

戦争が長期化して得するのは誰か。間違いなく中国は得する。長期化でロシアの国力は弱まる→頼れる国はどんどん減っていく→ロシアは中国に頼らざるを得なくなる→ロシア子分化計画完成

逆に戦争が長期化して困るのは誰か。ウクライナが一番困るのは自明。「日本は関係ないっしょwww」と思いたいが実は日本も困る。ロシアが中国の子分(ジュニアパートナー)になり果てることは台湾海峡の安定引いては東アジアの安定にとって大きな意味(悪い方の)を持ってしまいます。

台湾では「アメリカは台湾を見棄てる」という対米不信を表す言葉として「疑米論」が徐々に広まっているとされています。日本でも台湾有事が起こったらアメリカ政府は一斉に日本から去っていくというアメリカへの疑いの声も少なくない印象。韓国でも自国で核を持つべきだと言う世論の声が増している。アメリカもアメリカで表向き優しげな顔で世界平和を訴えながら秘密裏に武器を売りつけてきた。

東アジアで徐々に高まるアメリカ不信。旧ユーゴへの空爆、イラク戦争など。世界ではアメリカを嫌う国々も決して少なくありません。敵を徹底的に追い詰めるアメリカのやり方に疑問を抱く人もいるはず。

一方で。

洋の東西を問わず人を殺める行為は絶対的に認められないし、許される行為ではない。加害者側が講和を論ずる事も論外。

中国がぶち上げた講和論はグローバルサウスの国々には響く可能性もある。ここが気になります。日本を含めた西側は「民主主義」を掲げてロシアを糾弾しますが、民主主義国家ではない国々にとって気がかりなのは「物価(食料品価格)の安定」

その意味では”戦争をやめさせるために頑張ってます感”を出している中国へのグローバルサウスからの支持が一気に集まる恐れも。アメリカの嫌われ者っぷりが本領発揮しかねない。

日本がアメリカの親分に楯突くことはありえないが親分に多少苦言を呈した方がいいかもな。